バイト先の辞め方

【バックレのリスク5選】バイト先をキチンと退職すべき理由【飲食店でバックレた経験者が解説します】

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飲食店で働いていて、ツライことがあるとだれだって辞めたくなるものです。

とくにバイト初心者に多いですね。

しかし3か月くらい仕事を続ければ、仕事のコツが分かってくるし人間関係も安定して、

肉体的にもメンタル的にもラクにバイトができるものです。

問題はバックレたいほど、仕事を辞めたいとき。

『バックレ』=連絡もせずに突然お店に来なくなること。


※バイトさん「辞めさせてくださぁぁぁぃ!」社員さん「そうはさせるかぁぁぁぁぁ!」

この記事を読んでほしい人

・暴力をふるわれたり、暴言を吐かれたことがある人

・1秒でも職場にいたくない、むしろ行きたくない人

・どうしても職場が自分に合わないが、社員さんがコワいから言いづらい人

こんな状態まで追い込まれてしまったら、バックレたくなりますよね。

ちなみに、バックレた場合はどんなリスクがあるか分かりますか?

リスクは以下の5つ。

バックレのリスク5選

・バックレたら給料はもらえない?

・バックレると訴えられる可能性があるよ!

・電話でメンタルが削られます(バックレたお店からメールや手紙で連絡がきます)

・警察来るかも?(バックレる前に、お店のものを返してますか?)

・バックレたら気持ちの切り替えができない

大きく分けると、金銭的なリスクとメンタル的なリスクに分けられます。

『訴えられるかも』と、おどかしてすみません。

ですが、そういった金銭的なリスクは低く、むしろメンタル的なリスクのほうが高いです。

一方で、バックレずに「辞めます」と言って退職するリスクには何があるでしょうか?

リスクというよりデメリットですね。

社員さんに言いだしづらく、シフトが残っていたらすぐに辞めらないことぐらい。

だったら、バックレるよりもちゃんと「辞めます」といったほうが結果的にラクです。

オーナーシェフとケンカして「死ね!」と言われた元バックレ経験者が、分かりやすく解説します(笑)。

バックレたら給料はもらえない?

まず、金銭的なリスクその1。

バックレたら、給料ってもらえる?

疑問に思う人は多いはず。

結論からいうと、給料は出ます。

これは法律上保証されていることなので今月バックレとしても、来月にはそれまでの給料が振り込まれます。

ただし、雇用契約書や就業規則に『バックレた時に減給される可能性の記述』があると、

給料が減らされることがあります。(1割に減らされることも)

※雇用契約書や就業規則=バイト初日に書かされる書類です。あんまり目を通さない(笑)

あとレアケースなのですが、現金を手渡しするお店だとに取りに行かないといけません。

でも、行けます?イヤすぎてバックレしたお店に給料をとりに行けますか?

給料を取りに行く場面を想像してください。

給料、もらいにきたんですけどー
何しにきたんじゃァァァァァ!!!ゴラァァァァァァァァ!!!

コワくてお店になんて行けませんね。

その場合はあきらめましょう。

バックレると訴えられる可能性があるよ!

金銭的なリスクその2。

バックレたことによってお店の売り上げが減った、またはお店を休業してしまった場合に、

訴えられる可能性があるというもの。

これも結論からいいますが、訴えられる可能性は限りなく低いです。

裁判をするにも、お金や時間が相当かかるし、一人バックレたところで、

どのくらい損害があったかを証明するのが難しいから。

また、バックレたバイトさんに支払うお金がなければ徴収できませんし。

むしろ、企業側が裁判をしたら痛い腹を探られる、

つまりブラック企業の体質がバレる恐れがあるので裁判をしない。

裁判をするだけ損!

金銭的なリスクはゼロではないですが、限りなく低いことはお分かりいただけたと思います。

次はメンタル的なリスクについて解説します。

電話でメンタルが削られます(メールや手紙が来ることも)

メンタル的なリスクその1。

バックレたら、お店から電話がかかってきます。

お店としては「シフトの日を間違えたのかな」とか「バイトの子が事故に巻きまれたかも!」と、

ものすごく心配で電話をします(店長もしていたので、バイトの子にバックレられた経験もあります)

当日に電話にでなければ次の日にも連絡しますが、それでも返事がないと悟ります。

バックレたか……

ここで、こちらから連絡するのをやめます。一時的に。

冷たいかもしれませんが、仕事はいっぱいあるのでバイトさん一人にかまう時間がないから。

ですがバイトさんがお店からエプロンを借りていたり、退職の手続きを進める場合は、

翌日以降も連絡が途絶えることなく続きます。

電話以外にも、ラインやメールでも連絡してきます。

携帯に何回もお店からの着信があると、メンタルが削られます。

お店で働いていた時のイヤな記憶が押し寄せてきますからね。

じゃあ、無視すれはいいじゃん!
そう考えているあなたは甘いです

無視しても、実家に連絡がいきます。

履歴書をバイト先に提出するのですが、緊急連絡先に実家の電話番号を書くので、

お店にはバレバレです。

※履歴書の提出の代わりにネットで雇用契約書を書く場合があり、そこからもバレます。

自分はともかく実家に連絡が行くのって、イヤすぎませんか。

お父さん、お母さんが心配しますよ?

だったら自分から連絡するなり、電話に出たほうがいいです。

警察来るかも?(バックレる前に、お店のものを返してますか?)

メンタル的なリスクその2。

お店からエプロンや制服などの備品を借りたままだと、警察が動く可能性があるそうです。

なぜなら、備品がもどってこないと業務上横領罪に。

盗難届が出して、警察が動く可能性は低いですがゼロではない。

警察が自分の家に来る……

そんなリスクは背負いたくないですね。

バックレても、お店に備品を返す方法

でも、お店に行きたくない!

当然ですね。自分も同じ立場ならゼッタイ行きません(笑)。

その時は郵送で送りましょう。

キチンとクリーニングするほうがベター。というか礼儀。

バックレといて礼儀って、おかしいけども

さらに、バックレたことに対するお詫びの手紙を一緒に送ることをオススメします。

ムリにとは言いませんが、電話で話して対応するよりもメンタル的にラクです。

手紙の例

お店に行かなくなってしまって、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。

お店からお借りした制服をお返しいたします。

このくらい短くていいので手紙も入れて、お店に送りましょう。

手紙をそえるのは、けじめをつけてしっかり辞めるため。むしろ自分のためです。

けじめをつけないとイヤなお店の記憶が残り続けます。

バックレたら気持ちの切り替えができない

メンタル的なリスクその3。

区切りをつけないと、気持ちの切り替えができない。

メンタルのリスクの中でこれが一番、キケンです。

お店から連絡が来るかも……家にお店の人が来るかも……

バックレて、お店から解放されたとしましょう。

あんな最悪な店、バックレてよかったぜー!

と安心する気持ちは分かります。

しかし、バックレたお店から連絡がくる恐怖がつきまといます。

自分の体験談ですがバックレたあと、毎日がコワくて仕方ありませんでした。

電話がくるかもしれないし、住所だってオーナーシェフには分かってます。

いつ、ドアが叩かれて押し入ってくるか分かりません。

考えすぎかもしれませんが、玄関から出たら目の前にオーナーシェフがいるイメージが頭から離れませんでした。

数日は外出ができないほど

しばらくして外出できるようになりましたが、玄関のドアを開ける時は外の気配をさぐって、

人がいないことを確認してからドアをゆっくり開けていました。

いつでもドアを閉められるように。

バックレたお店の人に偶然会うかもしれない恐怖

結局、引っ越しをして逃げるように勤務地から離れました。

これで安心できましたが、不動産屋で最後の手続きがあって勤務地の近くに行くことに。

偶然会うってことはないよな……

バックレたお店のオーナーシェフにバッタリ会う確率なんてほぼ無いですよね?

はい、バッタリ会いましたー(泣)。

勤務地の近くの駅でバッタリ。

さすがに殴られたり声をかけられたりすることはなかったですが、

目が合った時のオーナーシェフの顔と、全身から放つ『殺してやる』というオーラは、

10年以上たった今でも思い出せます。

バックレたお店の人に会う確率はゼロではなく、起こりえるもの。

その恐怖は残り続けます。

バックレではなく、キチンと辞めていればこんなツライ経験をしなくて済むんですよ。

まとめと結論

以上がバックレた時の金銭的なリスクとメンタル的なリスクです。

バックレのリスクまとめ

可能性が低いとはいえ給料がもらえない、減給もある。

下手をしたら、裁判があるかもしれない。

何度も電話やメール、ラインが来たり実家に連絡があることも。

借りていた制服やエプロンを返さないと、警察が動くリスクもある。

家に来る、バックレたお店の人と会う恐怖が襲ってくる。

メリットは、イヤな職場からすぐ逃げられること。

しかし、いつ街中でバッタリ会うかもしれない恐怖は残ります。

バックレるのはデメリットが大きすぎですね。

だったら、ちゃんと正式に辞めたほうがいい。

結論

バックレるよりも、『辞めます!』と言って辞めるのがベスト

辞めるって言うのがコワくて言いづらいから、バックレるんだけど

辞めるというのがコワいのも、バックレる気持ちも分かります。

正式に辞める場合、お店に行くのも社員さんの顔を見るのもイヤでしょう。

ですが、ツライのは一瞬だけです。

退職の手続きはお店でやる場合や、電話のやりとりだけで終わることも。

それで解放されます。

ちゃんと辞めれば、苦しみは短くてすむ。

バックレたら、苦しみと恐怖が長く続きます。

あなたはどちらを選びますか?

どーしてもバックレたい!、「辞める」と言えない……裏技を紹介します。

理屈は分かったけど、やっぱり自分から言いにくい

そんな悩みの解決方法を教えます。

裏技その1 親に助けてもらう

ちかくにいる最強の味方は親です。

お父さんでも、お母さんでも構いません。

お店に電話してもらって、辞めたいことを伝えてもらいましょう。

え、そんなのはずかしすぎる……
たしかに恥ずかしいよね……

でも、恥ずかしさよりもメンタルを守るほうが何百倍も大切です。

すべての悩みは「対人関係の悩み」である

出典:『嫌われる勇気』岸見 一郎 (著) 古賀 史健(著)70ページより

『対人関係の悩み=メンタルの悩み』です。

バックレたら、お店から連絡が来るたびに心臓をにぎられたかのような落ち着かない気持ちになるし、

お店の人と外でバッタリ会う恐怖もある。

しっかり、両親に助けてもらって自分のメンタルを守りましょう。


裏技その2 退職代行サービス

最近でてきた話題のサービスですね。

退職代行にお願いすれば、お店から連絡がくることも自分から連絡することもありません。

全て退職代行の業者さんがやってくれます。

その日のうちにお店を辞めれるケースもあるのは、すぐにでも辞めたい人には大きなメリット。

しかし、自分は素直にはオススメしません。

だって、お金がかかるから

退職代行にかかる費用は3万円前後です。

3万円払って退職代行してもらうのと、親に頼んでお店を辞めるのではどっちを選ぶでしょうか?

自分は親に頼みますね(キッパリ)。

ですが一人暮らしをしていて親が近くにいない、親に頼みずらい場合は退職代行に頼むのもアリです。

バックレるリスクを抱えるくらいなら、退職代行も視野にいれましょう。

こちらの退職代行サービスは価格が2万円と相場よりも安く、

無料相談、24時間対応、さらに退職できなければ全額返金してくれます。

あまりお金をかけたくない人にとくにオススメしています。

「メンタルが本当にもたない!」、「今すぐお店を辞めたいけど、コワくて言えない!」

そんな状況であれば、今すぐ退職代行サービスを利用しましょう。

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