キッチンバイト初心者にありがちな悩みとして
『なかなか仕事が覚えられない……』
というのがあります。
ですが、それは当然です。
飲食店のメニューはいっぱいあるし、自宅で作るような料理は少ないからです。
料理が好きな人でも、経験者でも最初はそうとう苦労します。
しかも、仕事をしながら新しい知識を頭に入れるのは慣れが必要。
なかなか仕事が覚えられなくても落ち込む必要はありません。
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こういう体験はだれしもが通る道なので、落ち込まないように。
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しかし、先輩から覚えるコツを教えてもらったり、いろいろ覚え方を工夫することで
人並には仕事を覚えられるようになりました。
それは次の5つの方法です。
それぞれ、分かりやすく解説。
あと、オマケで裏技も紹介します。
オマケですがとても大事なことです。
5つの方法を試してもうまくいかなかったときに、参考にしてください。
メニューの写真を撮る(これも大事な仕事です)
仕事を覚えたいなら、まずメニューの写真を撮りましょう。
理由は全体像をつかむためです。
写真を撮ると分かりますが、メニューってとんでもなく多いことにビックリします。
1ページに書いてあるメニュー数をみると、ビビる位です。
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気持ちは分かりますが、絶望するために写真を撮るわけじゃないので誤解しないように。
あくまで、覚える範囲を明確にするために写真を撮ってください。
正しいメニュー名や、盛り付けのイメージが分かります。
また覚える範囲が分かれば、覚えるのにどれ位時間がかかりそうなのか、
どういう戦略で覚えるのがいいのか、対策が取りやすくなります。
マニュアルだけでは足りません
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と思った人もいるでしょうが、マニュアルやレシピを見るだけでは不十分です。
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といったイメージですね。
家と職場で覚えるようにしてください。
・メモをとれ!ゼッタイ!(覚えることはいっぱい!)
キッチンで仕事を覚えたいなら、メモを必ずとるようにしてください。
はじめて飲食店で働くバイトさんに必ず言うことがあります
それは
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理由を解説します。
忘れるから
メモをとるのは仕事を忘れないようにするためです。
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意外とメモをとらないバイトさんが多いんです。
なぜなら、
覚えることが簡単な内容だから。
ひとつひとつの作業内容は簡単なものです。
仕込みの手順も、料理の盛り付け、掃除の手順も。
それぞれ簡単で単純だからメモをとらない。
しかし料理は一つだけじゃなく、他にもいっぱいあるわけで。
しかもキッチンの仕事はスピード勝負なので、ゆっくりしているヒマもない。
全力で走りながら、勉強しているようなもんなんです。
だから、覚えたつもりでも覚えてない状況になります。
とくに大学生に見られる現象です。
なぜかというと、
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とタカをくくっているから。
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とだけアドバイスしておきます。
メモは2種類
さて、メモをとることをオススメしましたが、メモ帳は2つ用意してください。
ちいさいメモ帳は、仕事中にきづいたことや習ったことを書き込むためです。
また、分からなくなった時にメモ帳をみれば解決できるようにするため。
対して大きなメモ帳は、ちいさいメモ帳に書いたことをまとめて学習するために使います。
次の章で大きなメモの使い方を説明します。
・復習して記憶 覚えたことを忘れない!
仕事が終わって家に帰ったら、
必ず、今日中にです。
次の日になったら、面倒くさくなってやらないし
復習のチャンスを失って記憶に定着しないからです。
サイズが大きいので、見やすいのもメリットですね。
大きなメモを仕事の前に読んで、つまずくポイントを回避しましょう。
働きながら覚えるのは無理ゲー
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仕事中でもメモをして、それ以外の時間でもメモをする。
家に帰ったら、のんびりしたい気持ちは分かります。
ですが、本気で仕事を覚えたいなら職場以外で勉強するしかありません。
それでも、シンドイと思ったら……
とはいえ、毎日全部を大きなメモに書くのはキツイですよね。
本当は全部書くのをオススメするのですが、
どうしてもムリなら一つだけメモをしましょう。
自信のないところを、一つだけ、です。
それで、メモが終わればOK。
(もしも他にも何か書きたくなったら、つづけて書くようにしましょう)
これは習慣化する方法で、何かをはじめる時に有効な作戦です。
やる気が起きない時に、ハードルをメチャメチャ低くする。
心理的なハードルを下げることで、毎日続けることができます。
たとえば筋トレを続けたいなら、腕立て伏せを1回だけでもOKということにすれば、
すぐにできますよね。
そして、もう少しできそうなら回数を増やしたり、違う筋トレをする。
継続が苦手な方にはとくにオススメです。
続ける力を自分を変える力が手に入ります。
※犬さんだって何回も訓練して、フリスビーキャッチがうまくなる!
習慣化によって、自分を変えたい人はこちらの本を参考にしてください。
・前回と同じ仕事をする(勉強の成果を試すときじゃ!)
一度教えてもらって、小さなメモ帳に書く。
そして、大きなメモ帳にまとめる。
次に出勤したときに、習ったことを思い出しながら仕事をしましょう。
この時になるべくメモ見ずに仕事をすれば、さらに記憶に定着されます。
もし思い出せなかったら、メモを見ましょうね。
ちなみに知識を身に着けることをインプット、
自分の学んだ知識を使って行動することをアウトプットといいます。
これを飲食店の仕事に当てはめると
写真を撮る、メモを書いて覚える=インプット
覚えたことを実践する=アウトプット
にあたります。
インプットとアウトプットの両方がそろって、深く知識が身に付きます。
だから、メモをとるだけで仕事をしない場合、メモをとらずに仕事をしない場合、
両方とも知識は身に付きません。
インプットとアウトプット、二つともそろうことが大切です。
ちなみにインプットよりも、アウトプットのほうが苦手な人が多いですね。
効率的なアウトプット方法を知りたい方はこちらの本を参考にしてください。
著者の樺沢紫苑(かばさわ しおん)先生はYoutubeの毎日更新を5年間、メルマガの毎日配信を13年間、
FACEBOOKの毎日更新を8年続けている超人です。(2018年時点で)
アウトプットにもいろいろ効率的な方法があります。
たとえば、あなたがキッチンで学んだ知識を、新人バイトに教えればより深く身に付きます。
相手が理解できるように工夫もするし、質問されたりするから学びが増えるわけです。
アウトプットのレベルを上げたい人は必読です。
・シフトにいっぱい入れ!慣れろ!
しっかり予習、復習をしても仕事を覚えられない時はどうすればいいでしょうか?
もしかしたら、緊張してるだけかもしれません。
あなたがバイトをはじめて1~2か月だったら、その可能性があります。
環境に慣れないと、緊張する
職場に長年いるならともかく、入って間もない場合はどうしても緊張します。
家にいる時って緊張しませんよね。
自分が長く過ごす場所で見慣れているから。
一方で職場は過ごした時間が短く、何がそこにあるか全部は分からない。
しかも、働いている人ともうまくコミュニケーションをとれないでしょう。
そんな中、仕事に集中するのはムリな話です。
だから解決策として、シフトにいっぱい入って職場に慣れるべきです。
さらに週5日位まとめて入れば、覚えたことを忘れにくいですよ。
体力的にはシンドイので、ムリはしすぎないように!
・裏技 それでも仕事が覚えられないなら……他の職場はいっぱいある!
仕事を覚える方法を解説しましたが、それでも覚えられない場合はどうすればいいでしょうか?
自分は以下の3つの選択肢をオススメします。
辞めるのもアリです!
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ショックかもしれませんが、ものすごく努力してシフトに入っても覚えられないなら、
辞めるのも一つの方法です。
カン違いしてほしくないのは、決して実力不足ではないってことです。
人間関係が悪くて実力が出せない場合もあるし、違う料理を作るほうが向いていることもあります。
自分の例ですが、怖い料理長の元で働いていた時のことです。
怒られるのか本当に怖くて、怒られないように毎日ビクビクしながら仕事をしてました。
殴られてアバラにヒビが入ったことがあったり。
とにかく怒られないことが一番大事。
そればっかり考えてました。
そしてだんだん感情がなくなっていき、何をしてもつまらなくなって。
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そんな環境で、まともに仕事なんてできないですよ。
得意な料理分野で勝負
今いるお店の料理があなたに合わない場合があります。
本当はイタリアンが得意なのに、居酒屋のキッチンで働けば本当の実力の半分も出せないでしょう。
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パスタが好きならイタリアン、ラーメンが好きならラーメン屋、
高級な料理だったらフレンチ、お酒が好きなら居酒屋やバーで働けばOKです。
もし自分に合わなかったら辞めて、次のバイト先を見つければいいだけ。
同じ分野の違うお店でガンバル!
たとえば、居酒屋のキッチンで働くのが好きでも仕事が覚えられないなら、
違う居酒屋で働くのがいいです。
居酒屋のキッチンスキルは少なからずあるし、人間関係や労働環境が変われば
実力が出せる場合があります。
もしかしたら、今いる居酒屋のレベルが高かったり、忙しすぎることが原因かもしれません。
それに、辞めてから時間を置くことで問題点や課題が見えて、次の職場で
同じミスをしないように対策を練ることもできます。
ムリして同じ職場にいる必要はないんですよ。
まとめ
仕事を覚えるコツを解説しました。
メニューの写真をとったり、仕事で覚えたことをメモに書いてインプットをする。
そして記憶を頼りに仕事(アウトプット)をして深く理解する。
なるべくシフトに入って経験値を増やし、環境に慣れる。
それだけで仕事を覚えられます。
ただ、職場が合わない場合もあるのでムリはしないこと。
ムリをすると心が病みます。詳しくは飲食店で働くのがツラすぎて辞めたの記事を参考にしてください。