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【実体験】飲食店で働くと、葬式に出れません【自分の責任でもあります。解決策も解説】

投稿日:2020年11月22日 更新日:


飲食業界で17年間働いてきました。

その中で辛かったことの一つは休みが少ないこと。

個人店では週4休み(しんどかった)

優良企業で週8休み(良い会社でした)

ベンチャー企業でほぼ休みなし(……地獄)

                                                                

こんな経験をしてきました。

休みないってヤバ……
半休はあったよ!

また、祖母の葬式にも出れない事がありました。

自分の代わりがいなかったから。

当時はずいぶん会社や上司を恨んだものです。

葬式にも行かせてくれない仕事って意味ある?

その時から、飲食で働くことに疑問を持ち始めたのかも。

ただ、今振り返ってみると自分の責任もあるなって思います。

なぜなら、

自分がいないと店が営業できない=自分の休みを作る環境を作っていない

                                                                

ということです。

自分の休みを作るのも仕事。

自分だけでがんばって、休み無しでムリしてたって、誰も喜びませんよ

                                                                

本記事は

飲食店で休みが少なくて大変

休みをどうすれば増やせるのか知りたい

                                                                

という方に向けて書きます。

本記事を読めば

休みがしっかり取れる職場を選ぶ

自分の仕事が他の人も出来るように、仕組みを作ること

                                                                

以上を実行すれば、休みが取れることが分かります。
 
休みをしっかりとって、人生も充実させるヒントになれば嬉しいです😆

そもそも……

自分でお店をやってるならまだしも、葬式にも出れないって……
忌引き休暇って、あるはずだったんだけど……
 重要 

「忌引き休暇」=家族や親族などの身近な人が亡くなったときに取得する休暇

※企業によっては「忌引き休暇」が無い場合もあるようです。

忌引き休暇があっても、自分の代わりがいなかったら休めません。

いや、休んでもいいと思いますけどね🤣

大企業なら、一人が短期間いなくなっても、人が多いからカバーできそう。

一方、少人数で営業する飲食店は一人がいなくなるだけで、周りの負担が大きいです。

だから、葬式に出づらい環境になります。

最低でも、自分の仕事をお願いできるスタッフがいないといけません。

職場選びはとっても大事!

それでは、休みを多くとるにはどうすればよいでしょうか?

答えは

休日の回数がキチンと決められている職場に就職する

スタッフの多い職場を選ぶ

                                            以上が重要なポイントです。

※休日もスタッフも少ない場合の解決策は後述します。

働く前から休日を確実にとるための闘いが始まってます😀

月に何回休めるか、スタッフが多いことを確認する

職場を決める時に、給料などの条件提示がありますが、

休日の規定もしっかり確認しましょう。

注意してもらいたいのが、

 重要 

飲食業では休みの回数がウソであることが多い

たとえば休みの日にミーティングや研修が入ることがあります。

……休みじゃなくて、仕事

まぁ、半休扱いになりますが🤣

グレーな方法で自分の休みが削られます。

そうならないためには、シフト表を見せてもらいましょう。

実際の休みの回数とスタッフが何人いるかが分かります。

いちばん確実な証拠ですよね。

スタッフも多くいることも大切。

例えば自分が急にケガをした時に、仕事を代わってくれるから。

その分、代わってくれた人の休みを来月に増やすシステムになってます。

週休2日制と完全週休2日制

もう一つ気をつけてもらいたいのが、

週休2日制と完全週休2日制は違うということです。

カンタンに説明しますと

 重要 

週休2日制=週2回休める場合がある

完全週休2日制=週2回確実に休める

週休2日制って、週2回休めることだと思いますよね?

けど、違うんです😅

正確には週2回休める週が1回以上あること

だそうです。

完全週休2日制の所で働きましょう😎

職場を変えられない場合

じゃあ休みが少なくて、スタッフも少ない場合はどうするの?
職場変えようね!

これが結局イチバン確実な方法です。

自分がトップでない限り、休みは増やせませんので。

でも急には職場は変えられないですよね。

だったら、最低でも自分の休みは削られないように、

防衛策を実行しましょう。

その間に優良企業を探してください😄

休みの日を削られないシステム作り

アルバイトが体調を崩して、代わりに出勤することになった

アルバイトさんの多い店だと、あるあるな話です。

他のアルバイトさんにシフトインをお願いしても断られることもあります。

自分が出勤するしかなくて、少ない休みがさらに減っていきます。

なので、

 重要 

日ごろからアルバイトさんと信頼関係を構築して、

お互いを助けあう状況を作っておきましょう。

信頼関係があれば、代わりに入ってくれる可能性が上がります。

信頼関係を作る方法は過去に記事にしたので、参考にしてください。

【仕事】飲食店店長に求められる能力【まずはスタッフとの信頼関係を作りましょう】

皆で仕事を共有する

自分が急に休みたい場合はどうするか?

答えはカンタンです。

アルバイトさんや、同僚に自分の仕事をやってもらう。

しかし、自分の抱えている仕事が自分だけしかできないと休めませんよね。

 重要 

普段から自分の仕事を他の人に振って慣れてもらう

そのかわり、自分も他の人の仕事ができるようにしておく

自分も他人も休めるようにしておけば、不公平感も産まれません。

自分の仕事をマニュアル化する

料理のプロにありがちなのが、

自分の感覚で料理をして、マニュアル化できていない

ことが多いです。

自分の感覚で料理することは決して悪いことじゃないです。

人間はその日によって味覚が違うから、同じ味に感じるように

同じ味に感じるようにプロは調整するからです。

たとえば暑い日は汗をいっぱいかくから、塩分を欲しくなります。

だから、いつもと同じ塩分だと物足りなくなります。

プロはそのことが分かっているから、味見をした時に

今日は少し味を強めにしよう

と味を調整します。

これがプロの仕事といえます。

ただ、それをアルバイトさんはできないです。

マニュアルで最低限の作り方がわからないといけない。

調味料の分量だったり、パスタのゆで時間だったり。

マニュアルを作って、ほぼ同じ味になればそれでよし

そう割り切らないと、永遠に休めません。

マニュアルを作るのは大変ですが😅

休むためにがんばりましょう!

自分のこだわりを通したいのであれば休めません!

まとめ

休むためには、

 重要 

休みの多い職場に変える

自分の仕事が他の人も出来るようにする

ことが大切です。

自分一人が休みなく働いても、得られるものは少ないです。

余裕がなくなって、仕事にも集中できなくなりますし。

働くことと、休むことのバランスをとることで

最高のパフォーマンスを引き出せます。

あまり自分を追い込まず、良い環境で働きましょう。

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